働きづらさ

人の話が頭に入らないのは病気のせい?原因や仕事での対処法がわかる

「上司から指示を聞いたはずなのに、なぜかすぐ忘れてしまう…」
「以前より会議や説明の内容を理解しにくくなった」

この記事を開いているあなたは、このような悩みや疑問を抱えてはいませんか?

人の話が頭に入りにくい状態が続くと、会議の内容を把握できなかったり、仕事の指示を正確に受け取れなかったりして、業務に支障が出ることがあります。

こうした状態には、体調や疲労、ストレスだけでなく、発達特性や聞き取りの特性などが関係している場合もあります。

本記事では

  • 話が入りにくい原因や特性
  • 頭に話が入らないことで起きる仕事での困りごと
  • 仕事中にできる対処法と利用できる支援

についてわかりやすく解説します。
この記事が、一人で悩み、自分を責めてしまっているあなたにとって、心を軽くする一助となれば幸いです。

目次

人の話が頭に入らない時の原因とは

上司の説明が頭に入ってこなくて焦るイメージ

人の話が頭に入りにくくなる背景には、睡眠不足や疲労、ストレス、心身の不調など、さまざまな要因が影響していることがあります。

原因を一つずつ紐解いていくことで。あなたの状態に合った対処法を考えやすくなります。

睡眠不足や疲労がたまっている

仕事が忙しく十分に眠れていなかったり、疲労がたまっていたりすると、人の話を理解しづらくなっている可能性があります。

睡眠不足が続くと、日中の眠気や疲労が生じて認知機能や注意力が低下しやすくなり、相手の話に集中し続けることが難しくなることがあります。

最近残業が続いている、朝起きても疲れが取れていないという場合は、心身の疲れによって一時的に話を理解しにくくなっている可能性も考えてみましょう。

強いストレスで頭の中が整理しにくくなっている

仕事の忙しさや緊張が続いている時期に「以前よりも話が頭に入らない」「聞いた直後なのに内容を思い出せない」と感じた場合は、ストレスによって情報を処理する負担が大きくなっている可能性があります。

ストレスを強く感じていると、心身に不調が生じ、思考力や集中力が十分に働きにくくなる場合があります。

そのため、人の話を聞いていても前の内容を忘れてしまったり、複数の指示を一度に受けると何から対応すればよいのか分からなくなったりすることがあります。

ブレインフォグと呼ばれる状態が関係している

人の話が理解できないだけでなく、以前よりも物事を思い出しにくかったり、仕事に集中しづらかったりする方もいるかもしれません。こうした場合は、ブレインフォグと呼ばれる状態が関係していることがあります。

ブレインフォグとは病名ではなく、頭に霧がかかったように感じ、集中しにくい、考えがまとまりにくい、物事を覚えにくいといった認知面の不調を表す言葉です。

疲労やストレスが続いているときだけでなく、新型コロナウイルス感染症にかかった後に、ブレインフォグや集中力の低下が続く場合もあります。

ブレインフォグのような状態では、無理に集中し続けようとするよりも、まず十分に休息を取ることが大切です。

参考:新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)に関するQ&A|厚生労働省

適応障害やうつ病など心の病気が影響している

人の話が頭に入ってこないだけでなく、強い気分の落ち込みや不安が続いている場合、適応障害やうつ病などの心の病気が影響している可能性もあります。

うつ病では、集中力や記憶力、判断力の低下がみられることがあります。一方、適応障害では、明確なストレスをきっかけに、ゆううつな気分や不安、不眠などが現れ、仕事や社会生活に支障が生じる場合があります。

こうした状態になると、人の話がわからなくなることも珍しくありません。長期間続いている場合は、一人で対処し続けるのではなく、十分な休息を確保するとともに、必要に応じて医療機関への相談を検討しましょう。

参考:精神障害の基礎知識とその正しい理解|こころの耳|厚生労働省
参考:適応障害について|厚生労働省

人の話が頭に入りにくい背景にある特性

話が頭に入らないのはなぜかわからない人のイメージ

人の話が頭に入りにくい状態が以前から続いている場合は、発達特性や聞き取りの特性が関係していることもあります。

こうした特性について知ることで、自分がどのような場面で困りやすいのかを整理し、適切なサポートへと繋げるための一歩となります。

ここで挙げるのはあくまで一つの可能性です。 自己判断は避け、当てはまると感じたら心療内科などの医療機関や専門機関に相談するようにしましょう。

ASD(自閉スペクトラム症)の特性が影響している可能性

上司から説明を受けてもその意図が分からなかったり、曖昧な指示を受けると手が止まってしまったりすることが多い場合は、ASD(自閉スペクトラム症)の特性が影響している可能性があります。

ASDでは、曖昧な表現や、文脈から相手の意図を読み取ることが難しい場合があります。例えば、

「適当にやっておいて」

「いい感じにまとめて」

「前と同じようにお願い」

といった曖昧な指示では、どこまで対応すればよいのか、何を基準に判断すればよいのかが分からず、指示の内容を十分に理解できないことがあります。

また、人によっては口頭だけで説明されるよりも、文章や図、手順書など目で確認できる情報があるほうが理解しやすい場合があります。

このように、話自体は聞こえていても、言葉だけでは具体的な意味や相手の意図をつかみにくいため、結果として、説明を聞いても何をすればよいか分からないと感じることがあります。

参考:発達障害のある方への職場における配慮事例のご紹介|厚生労働省

ADHD(注意欠如多動症)の特性が影響している可能性

長い説明になると途中から内容が分からなくなったり、一度に複数の指示を受けると一部を忘れてしまったりすることが多い場合は、ADHD(注意欠如多動症)の特性が影響している可能性があります。

ADHDでは、必要なことに注意を向け続けることが難しく、周囲の音や目に入ったもの、自分の考えなどに注意が移りやすい傾向があります。そのため、会議や上司からの説明を聞いていても、途中で注意がそれて話の一部を取りこぼしてしまうケースがあります。

また、説明が長い場合や、一度に複数のことを伝えられた場合は、その一部を忘れてしまうこともあります。

話の一部を聞き逃すと、前後の内容をつなげて理解することも難しくなります。結果として、途中から話の内容が分からなくなったり、内容が頭に残っていなかったりすることも少なくありません。

こうした困りごとが多い場合は、ADHDの特性が関係している可能性も考えられるでしょう。

参考:注意欠陥性多動障害(ADHD)|こころの耳|厚生労働省

聴覚情報処理障害(LiD/APD)の可能性

「一般的な聴力検査では異常がないのに、騒がしい場所だと相手の言葉が聞き取れない」という場合、聴覚情報処理障害(LiD/APD)という特性の可能性があります。

聴覚情報処理障害では、聴力自体に大きな問題がなくても、聞こえてきた言葉を正確に聞き分けたり、内容を理解したりすることが難しい場合があります。

特に、周囲でほかの人が話している、電話や機械の音が聞こえるなど、複数の音がある環境では、相手の声だけを聞き分けることが難しくなります。そのため、話の一部を聞き逃したり、言葉は聞こえていても内容を理解するまでに時間がかかったりすることがあります。

このような聞き取りにくさによって、会議や口頭での指示を受ける場面で「話を聞いているのに内容が頭に入ってこない」と感じることも少なくありません。

聴覚情報処理障害については、以下の記事でも詳しく解説しています。
聴覚情報処理障害(LiD/APD)の方に向いてる仕事とは?仕事での対処法や支援も解説

仕事ではどんな困りごとにつながりやすいのか

話の内容が頭に入ってこず困っている様子

人の話が頭に入りにくい状態が続くと、会議の内容を把握できない、口頭指示の一部を忘れるなど、仕事の進行に影響することがあります。

ここでは、具体的にどんな場面で困りやすいのか一緒に見ていきましょう。

会議や打ち合わせの内容についていけない

複数人が発言する会議や、短時間に多くの情報が伝えられる打ち合わせでは、話の内容を整理しながら理解することに負担がかかります。

特に、話を聞きながらメモを取ろうとすると、聞くことと書くことの両方に注意を向ける必要があります。そのため、メモを取っている間に次の話を聞き逃したり、聞いた内容を十分に整理できなかったりすることがあります。

また、一部を聞き逃すと前後の内容をつなげにくくなり、その後の話についていけなくなることもあります。

その結果、会議で決まった内容を把握できなかったり、自分が担当する作業を確認し直す必要が生じたりすることがあります。

口頭で受けた指示の一部を忘れてしまう

上司から仕事の指示を受けたとき、その場では理解できていても、実際に作業を始めると次は何をするのか、終わった後はどうすればよいのかと、内容の一部を思い出せなくなることがあります。

例えば、「資料の数字を修正した後、担当者に確認してから取引先へ送ってください」と指示されたとします。このケースでは、「数字を修正する」ことは覚えていても、その後の確認や送付が抜けてしまっていることがあります。

このような形で、必要な作業を抜かしてしまったり、指示とは違う順番で進めたりして、後からやり直しが必要になることがあります。また、内容が曖昧なまま仕事を進めることが不安になり、作業のたびに上司へ確認しなければならないこともあります。

何度も聞き返すことに負担を感じる

人の話を一度で理解できず、何度も聞き返すことが続くと、「また聞いても大丈夫だろうか」と相手の反応が気になり、確認することに負担を感じる場合があります。

仕事では、分からないことをそのままにせず確認することが大切です。

しかし、同じ内容を何度も聞き返していると、「迷惑ではないか」「理解できていないと思われるのではないか」と不安になり、必要な確認までためらってしまう場合があります。

その結果、指示を十分に理解できていないまま作業を進めてしまい、作業の抜けや手順の間違い、やり直しにつながることもあります。

また、聞き返すことへの不安が続くと、上司や同僚への相談そのものを控えるようになり、仕事を一人で抱え込みやすくなるケースも珍しくありません。

仕事ですぐに実践できる具体的な対処法

仕事を続けるための対処法

人の話が頭に入りにくいときは、聞き方や記録方法、周囲との情報共有を工夫することで、指示を理解しやすくなる場合があります。ここでは、仕事中に取り入れやすい方法を紹介します。

一度で理解しようとせず、わからない部分は聞き返す

口頭で長く説明されたり、複数の仕事をまとめて頼まれたりする場合は、すべてを一度に理解しようとせず、話をいくつかに区切って確認する方法があります。

例えば、3つの作業をまとめて指示された場合は、「最初に取りかかるのはどの作業ですか?」と確認し、まず一つの作業に集中します。終わった後に次の作業を確認すれば、一度に多くの内容を覚えておく必要がありません。

説明そのものが長い場合も、「一度ここまで確認してもよいですか?」と区切り、自分が理解できている内容を確かめてから続きを聞くとよいでしょう。

一度で全部を覚えようとするのではなく、自分が理解しやすい量に区切ってもらうことも、指示を正確に受け取るための方法の一つです。

ポイントを絞ってメモを取る

話された内容を全てメモに取ろうとすると、書くことに集中してしまい、その後の説明を聞き逃すことがあります。

メモを取るときは、次の4点に絞って整理すると、後から内容を確認しやすくなるでしょう。

  • 「何をするか」→作業内容を確認するため。
  • 「いつまでか」→優先順位や作業に着手するタイミングを判断するため
  • 「どこまで行うか」→自分の判断で進めすぎたり、途中でやめたりすることを防ぐため
  • 「誰に確認するか」→わからないときや終わった後の動きで迷わないようにするため

例えば、「この資料を確認して、必要があれば修正しておいてください」と言われたとします。この場合は、「資料確認」だけではなく、「どの資料か」「いつまでか」「何を確認するか」「修正後は誰に見せるか」まで確認してメモしておくと、後から迷いにくくなります。

メモを見返したときに、そのまま次の行動に移れる状態を目指すと、指示の聞き漏らしや確認忘れを減らしやすくなります。

聞いた内容を自分の言葉で確認する

人の話が頭に入りにくいときは、指示を聞くだけで終わらせず、自分が理解した内容を相手に確認してみましょう。

口頭での指示は、その場では分かったつもりでも、作業を始めてから、期限や確認する相手を勘違いしていたと気づくことがあります。自分の言葉で内容を整理して伝え返すことで、こうした認識のズレを作業前に見つけやすくなります。

例えば、「資料を修正してください」と言われた場合は、「この資料の3ページ目までを今日中に修正して、終わったら○○さんに報告すればよいですか?」というように確認します。

また、自分の言葉で確認する際は、メモを取るときにも解説した4つの要点を整理できると、その後の行動も明確になります。

復唱する目的は、聞いた言葉をそのまま繰り返すことではありません。自分がどのように理解したのかを相手に伝え、認識のズレを仕事に取りかかる前に修正することが大切です。

目に見える形で指示を残す

口頭で受けた指示を覚えたりメモを取ったりすることが難しい場合は、メールやチャットなど、後から見返せる形でも内容を残してもらう方法があります。

例えば、口頭で説明を受けた後に要点をチャットで送ってもらう、作業手順をマニュアルやチェックリストにしてもらうといった方法があります。

会議や長い説明を記録したい場合は、スマートフォンの録音機能や文字起こしツールを活用する方法もあります。オンライン会議では、保存できる文字起こし機能などを利用し、聞き逃した部分を後から確認する方法もあります。

口頭だけで理解しようとせず、後から確認できる情報を残しておくことで、「聞いた内容をその場で理解しなければ」という負担を減らしながら、より落ち着いて作業や会議を行えるようになります。

ただし、録音や文字起こしツールを使用する場合は、職場のルールや情報管理の方針を確認することが大切です。必要に応じて、職場の許可を得てから利用しましょう。

環境の調整や自分の状況を周囲に伝える

周囲の環境を調整し、話に集中しやすい状態をつくることも対処法の一つです。例えば、職場でも次のようにさまざまな工夫を行うことができます。

  • 周囲の雑音を遮断するノイズキャンセリングイヤホンの使用
  • 視覚的な刺激を減らすためのデスクパーテーションの設置
  • デスクの配置を工夫して人の動線から離れた静かな場所に移動する
  • 照明の明るさを調整する
  • 可能な範囲で在宅ワークを取り入れる   など

また、この記事で紹介した対処法についても、事前に周囲に伝えておくことで、より実行しやすくなるでしょう。

必要な配慮がある場合は、どのような場面で困りやすいのか、どのような方法なら理解しやすいのかを具体的に伝えることも大切です。

参考:就労パスポート 活用の手引き|厚生労働省

人の話が頭に入らない状態が続くときの相談先

サポートの文字

人の話が頭に入らない状態が続き、仕事や日常生活に支障が出ている場合は、一人で対処し続けるのではなく、医療機関や就労支援機関へ相談する方法があります。

ただし、相談先によって支援できる内容は異なります。体調や気分にも変化がある場合、発達特性について相談したい場合、就職や働き方について相談したい場合など、自分の状況に合わせて相談先を選びましょう。

最近になって症状が現れた場合は医療機関へ

これまでは問題なく人の話を理解できていたのに、最近になって「話を聞いても内容が頭に残らない」「仕事に集中できない」といった変化が続いている場合は、まず医療機関への相談を検討しましょう。

特に、気分の落ち込みや不安、不眠、強い疲労感なども続いている場合や、感染症にかかった後から集中しにくくなった場合は、職場での対処だけでは解決が難しい場合があります。

また、仕事だけでなく日常生活にも影響が出ている場合は、自分だけで原因を判断せず、現在感じている症状や体調について専門家に相談することが大切です。

医療機関では、現在感じている症状や体調について相談できます。特に気分の落ち込みや不安などが続いている場合は、精神科や心療内科などが相談先の一つになります。

発達特性や仕事上の困りごとは支援センターへ

「以前から口頭指示を理解するのが苦手だった」「ASDやADHDなどの特性が関係しているのではないか」と感じる場合は、発達障害者支援センターに相談できます。

発達障害者支援センターでは、発達特性による生活や仕事上の困りごとについて相談でき、必要な支援や利用できる制度などの情報提供も受けられます。ただし、発達障害の診断を行う機関ではないため、診断について相談したい場合は医療機関などにつないでもらうことがあります。

一方で、現在働いていて、人の話が頭に入らないことで仕事に支障が出ているものの、対処法や職場にどのような配慮を相談すればよいか分からない場合は、障害者就業・生活支援センターへ相談する方法もあります。

障害者就業・生活支援センターでは、仕事上でどのような場面に困っているのかを整理しながら、本人に合った働き方や必要な支援について相談できます。また、自分だけでは職場に困りごとや必要な配慮を伝えにくい場合には、職場への助言や関係機関との調整などを行うこともあります。

発達特性について相談したいのか、現在の仕事や働き方について具体的な支援を受けたいのかによって、自分に合った相談先を利用しましょう。

参考:発達障害者支援センター・一覧|国立リハビリテーションセンター
参考:障害者就業・生活支援センターについて|厚生労働省

仕事探しや就職活動について相談したい場合はハローワークへ

「人の話が頭に入りにくいため、次の仕事でも同じように困らないか不安」「自分の特性に合った仕事をどう探せばよいか分からない」という場合は、ハローワークの専門窓口へ相談する方法があります。

ハローワークでは、求人を紹介してもらうだけでなく、これまで仕事で困ったことや働き方の希望などを相談しながら、自分に合った仕事を考えることができます。

例えば、口頭でのやり取りが多い仕事に不安がある、必要な配慮について応募先にどう伝えればよいか分からないといった場合も、その内容について相談することが可能です。求人への応募時には、必要な配慮について企業へ説明してもらったり、必要に応じて面接への同行支援を受けたりできる場合があります。

「求人を探す前に、自分にはどのような仕事が向いているのか整理したい」という段階でも相談できます。人の話が頭に入りにくいことで仕事選びに不安を感じている場合は、一人で判断せず、専門の相談員と一緒に今後の働き方を考えてみましょう。

参考:ハローワークインターネットサービス|厚生労働省

自分に合った働き方を整理したい方は就労移行支援へ

すぐに求人へ応募するのではなく、まずは自分に合った働き方や仕事の進め方を整理してから就職を目指したい場合は、就労移行支援を利用する方法があります。

就労移行支援は、一般企業への就職を目指す障害のある方が、働くために必要な知識や能力を身につけながら就職準備を進める障害福祉サービスです。

人の話が頭に入りにくい方の場合は、仕事で困りやすい場面を整理しながら、自分に合った対処法や働き方、職場に伝えておきたい配慮などを考えていくことができます。そのうえで、一般企業への就職に向けた準備を進めていきます。

そのため、就職することだけを急ぐのではなく、同じ困りごとを繰り返さずに働き続けるための準備をしてから一般企業への就職を目指したい場合に、検討してみるとよいでしょう。

就労移行支援については、以下の記事でも詳しく解説しています。
就労移行支援は障害者手帳なしでも利用できる!利用するための条件や方法を解説

一般企業で働くことが難しい場合は就労継続支援A型・B型へ

一般企業などで働くことが難しく、支援を受けながら働きたい場合は、就労継続支援A型・B型という選択肢もあります。

就労継続支援は、一般企業などで働くことが難しい障害のある方に、働く機会や仕事に必要な支援を提供する障害福祉サービスです。

A型では事業所と雇用契約を結び、支援を受けながら働きます。一方、B型では雇用契約を結ばず、就労や生産活動の機会を通して必要な支援を受けます。

人の話が頭に入りにくいことで一般企業の働き方に合わせることが難しい場合でも、必要な支援を受けられる環境であれば働き続けられることがあります。現在の状態や希望する働き方を整理したうえで、A型・B型を含めた選択肢を検討してみましょう。

WORK! DIVERSITY プロジェクト in 岐阜

WORK! DIVERSITY プロジェクト in 岐阜

障害者手帳や障害福祉サービス受給者証を持っておらず、どこに相談すればよいか分からない場合は、「WORK! DIVERSITY プロジェクト in 岐阜」も相談先の一つです。

「WORK! DIVERSITY プロジェクト in 岐阜」は、「岐阜地域広域圏6市3町(岐阜市、羽島市、各務原市、山県市、瑞穂市、本巣市、岐南町、笠松町、北方町)」にお住まいの方で、働きづらさを抱えながらも、働きたいという思いがある方を対象に就労支援を行う取り組みです。

障害者手帳や障害福祉サービス受給者証を持っていない方を対象としているため、既存の障害福祉サービスの対象になるか分からない段階でも相談できます。

このプロジェクトでは、就労移行支援事業所や就労継続支援B型事業所など、就労系障害福祉サービスの枠組みを活用しながら、一人ひとりの特性や困りごとに合わせた支援を提供しています。

人の話が頭に入らなくて仕事で困っている方も、作業訓練やカウンセリングを通して、原因や対処法を事業所のスタッフと一緒に考えたり整理したりすることができます。

自分に合う働き方や今後の就労について考えたい方は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

ご利用案内 | WORK! DIVERSITY プロジェクト in 岐阜

まとめ

  • 仕事中に人の話が頭に入らなくなるのは、体調やストレスのほか、自身の特性が影響している可能性がある。
  • 仕事では、会議の内容についていけない、口頭で受けた指示の一部を忘れてしまうことがある。また、同じ内容の確認が増え、聞き返すこと自体に不安を覚えるようになる。
  • 対処法として、わからない部分はその場で聞き返すことも大切。要点をメモで押さえたり、自分の言葉で確認することで、指示の聞き漏らしや確認忘れを防ぎやすくなる。
  • 一人で解決が難しい時は、医療機関だけでなく、ハローワークや様々な就労支援機関で相談することもできる。

「ちゃんと聞いているのに内容が残らない」「説明を受けても途中から分からなくなる」といった状態が続くと、自分の理解力に問題があるのではないかと不安になることもあるでしょう。

しかし、人の話が頭に入りにくくなるのは、複数の要因が考えられます。まずは、現在の状態を振り返り、自分がどのような場面で話を理解しにくくなるのかを確認してみましょう。それによって、具体的に自分に合った対処法を考えることができます。

一人で原因や対処法を整理することが難しい場合は、職場の上司や周囲の人に相談したり、医療機関や就労支援機関を利用したりする方法もあります。自分だけで抱え込まず、必要な支援を受けながら、少しずつ働きやすい方法を探していきましょう。


この記事に関するお問い合わせはこちらまで:workdiversitygifu@sus-sup.org

関連記事

TOP