
「仕事に行かないといけないのに、涙が止まらない…」
「迷惑をかけないように、どうにかして行かなきゃ…」
仕事のことを思うと泣いてしまうほどつらいのに、それでも無理をしようとしていませんか?
涙が出る原因は、あなたの甘えではなく「心からのSOS」によるものかもしれません。時には一度立ち止まり、自身の心や体の出すサインにじっくり耳を傾けることも大切です。
本記事では
- 落ち着いて休むための3ステップ
- 朝仕事前に泣いてしまう…つらい原因は?
- 明日からどうすごしたら?不安を軽減する対処法
- 困ったときの相談窓口・支援制度
を解説します。
あなたのつらい気持ちを少しでも和らげ、少しでも解決の糸口になれば幸いです。
泣くほどつらい朝…一時的な対処として仕事を休むための3ステップ

仕事の前にこぼれてしまう涙は、様々な原因が考えられます。でも原因を考える前に、今日はいったん仕事を休んでみてはいかがでしょうか。
自分自身を守るためにも「休むこと」は大切です。一日だけでも休むことで、不安を軽減できることもあります。
ここでは休むためのステップを紹介しますので、まずはこれに従って職場に連絡してみましょう。
まずは5分の応急処置|涙を落ち着かせる方法
最初は深呼吸をして、冷たい水をコップ1杯分飲みましょう。
心と体は密接につながっています。パニック状態の心を落ち着かせるには、体へのアプローチから始めるのが効果的です。体の緊張をほぐすことで、心の混乱も自然と静まっていくでしょう。
深呼吸をする時は布団の上に座ったままでも大丈夫。以下の手順に沿って、呼吸をしていきましょう。
- 4秒かけて、鼻からゆっくりと息を吸い込む
- 7秒間、息を止める
- 8秒かけて、口からゆっくりと息を吐きだす
これを数回繰り返すだけでも、高ぶった神経が落ち着き、涙が少しずつ引いてくるはずです。
その後、少し冷たい水を飲むと、冷静さを取り戻す助けになります。
「少しリラックスできたな」「ちょっと落ち着いた」と感じたら、次の手順に進みましょう。
「休む=自分を守る最善策」と心に決める
次に、「今日、仕事を休むことは、自分を守るための最善策だ」と心に決めましょう。
「休んだら周りに迷惑がかかる…」などの罪悪感は、あなたをさらに追い詰めてしまいます。かといって、心身が不安定な状態で無理に出社しても、ミスをしたり、さらに体調が悪化したりするおそれがあります。
今日は心のバッテリーが1%の状態、充電が必要な日だと考えてみましょう。「よく頑張ったね。今日は休んでいいよ」と、自分自身に許可を出してあげましょう。
会社への連絡方法【例文あり】|休むことを伝える罪悪感を減らすコツ
会社へ連絡する際は「簡潔に伝える」「理由は詳しく言わなくていい」ということを意識します。
休むと決めた後、会社への連絡が一番のハードルになるでしょう。どう伝えるか悩むかもしれませんが、詳細な理由を考えたり、嘘をついたりする必要はありませんし、「泣くほどつらい」と正直に話す必要もありません。
「体調不良」という事実のみを簡潔に伝えれば、休む理由としては十分です。
連絡する際は、下記の例文を参考にしてみてください。
- 電話の場合
「おはようございます。○○です。
大変恐縮ですが、今朝から体調が優れないため、本日はお休みをいただいてもよろしいでしょうか。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。」 - メール・チャットの場合
『○○部長
おはようございます。○○です。
私事で恐縮ですが、今朝から体調不良のため、本日はお休みをいただきたくご連絡いたしました。
ご迷惑をおかけし大変申し訳ありませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。』
連絡を済ませたら、今日やるべきことは完了です。
仕事のことは一旦忘れ、スマホの通知をオフにして、ゆっくり休みましょう。
趣味や軽い運動などで気分転換することもおすすめします。
「仕事に行けない」のは甘え?考えられる涙の原因

仕事を休むことに対して、「これは甘えなんじゃないか…」と罪悪感が湧いている方もいるでしょう。
しかし、泣いてしまうほど仕事に行きたくないのは、決して「甘え」ではありません。涙が出るのは何らかの原因や理由がありますし、正直な気持ちの表れだとも言えます。
この項目では、「仕事に行きたくない」と感じる原因として考えられるものを3つピックアップしてみます。あくまで一つの考え方ですが、心当たりがある方もいるかもしれません。
自分を責めるのは一度止めて、涙が出る原因を探ってみましょう。
過剰な仕事量と責任
あなたの力量を超える仕事量や重すぎる責任は、いつの間にか心を追い詰めてしまっている可能性があります。
常に仕事に追われているということは、緊張状態が続いているということ。休む暇がないと、体も心もどんどん疲弊してしまいます。
特に真面目で責任感の強い方ほど「自分がやらなくては」と無意識に頑張り過ぎてしまい、気づいた時には心身が限界を超えている、というケースが少なくありません。
また、以下のような状況にある方は、危険なサインである可能性があります。
- 毎日終電近くまで残業しなければならない
- 常にミスが許されないプレッシャーがある
- 常に複数のタスクを抱えており、頭が休まらない
あなたが「当たり前」だと思っている環境は、涙が出るほどのストレス源となっているかもしれません。
職場の同僚との人間関係のストレス
毎日顔を合わせる上司や同僚など、職場での人間関係が良くないことがストレス源になっている場合もあります。
プライベートと異なり、職場の人間関係は自分の意思で簡単に断ち切ることはできないため、ストレスが蓄積しやすい傾向にあります。威圧的な上司や相性が悪い同僚がいる環境では、常に気を張っていることになるでしょう。
例えば、
- 上司から人格否定するようなことを言われる
- 特定の同僚から無視されている気がする
- 職場で気軽に話せる人が1人もいない
というような環境では、我慢をし続けることで心がすり減ってしまいがちです。結果的に、会社に向かう足取りをより重くしてしまっている可能性があります。
仕事内容とのミスマッチ
今の仕事が、あなたの「やりたいこと」や「価値観」と合っていないためにストレスが溜まっている場合もあります。
自分の興味がある事や得意なこととは全く異なる仕事を続けることは、やりがいを感じにくく、自己肯定感を下げてしまう原因になります。理想とのズレが大きいほど仕事が上手くいかず、できない自分を責めてしまうこともあるでしょう。
例えば、
- 本当は別のやりたい仕事があった
- 今の仕事が向いていないと感じる
- 何のために仕事をしているのかわからない
などの気持ちがあると、虚しさや無力感が強くなって働く意欲が奪われていき、会社に行くこと自体が大きなストレスに変わってしまうこともありえます。
専門家の助けが必要な心の病気の可能性も

先述したストレスが蓄積している状態が長く続くと、心のバランスが崩れ、病気に発展してしまうことがあります。
心の病気は「心の弱さ」や「気合の問題」ではなく、脳のエネルギーが不足し、正常に機能しなくなっている状態です。誰にでも起こり得るものであり、特別なものではありません。
もし涙の原因が、この項目で例に出した病気のサインだとすれば、専門家による適切な「治療と休養」が必要になります。
どのような症状があるか、具体的に見ていきましょう。
うつ病
「うつ病」とは、気分の落ち込みが1日中続いたり、何をしても楽しめなかったりするなどの症状がある病気であり、日常生活にも影響を及ぼします。
精神的な症状の他にも、眠れない(寝過ぎてしまう)、疲れやすい、食欲がない(食欲が増す)などの身体的な症状も表れます。
「心の風邪」と例えられることもありますが、実際はもっと深刻で、適切な治療を受けなければ長引くこともあります。
厚生労働省によるサイトでも、うつ病について以下のように説明されています。
次のうち5つ以上(1か2を含む)が2週間以上続いていたら、専門家に相談することをお勧めします。
- 悲しく憂うつな気分が一日中続く
- これまで好きだったことに興味がわかない、何をしても楽しくない
- 食欲が減る、あるいは増す
- 眠れない、あるいは寝すぎる
- イライラする、怒りっぽくなる
- 疲れやすく、何もやる気になれない
- 自分に価値がないように思える
- 集中力がなくなる、物事が決断できない
- 死にたい、消えてしまいたい、いなければよかったと思う
適応障害
「適応障害」とは、職場のストレスなど特定の原因によって、気分や行動面などの不調が引き起こされる病気です。
適応障害の症状として、下記が挙げられます。
- 精神的な症状
抑うつ気分、やる気が出ない、不安、イライラ、焦り、神経過敏 など - 身体的な症状
倦怠感、不眠、涙が止まらない、食欲不振、動悸、頭痛、腹痛、過呼吸 など - 行動面の症状
人を避ける、遅刻・欠勤・早退、暴飲暴食、引きこもり など
うつ病と異なる点として、原因となるストレスがはっきりしている点が挙げられます。そのため、休日や休暇などでストレスの原因から離れると、症状が和らぐ傾向にあります。
「仕事の日だけ、朝や出勤前になると涙が出る」という状況は、適応障害の典型的な症状とも言えます。
原因が明確なため、環境調整やストレス源から離れるなどの対応を行うことで、回復に向かいやすい病気でもあります。
心当たりがあれば精神科・心療内科へ相談を
「もしかしたら…」という心当たりがあれば、勇気を出して病院に相談してみましょう。
精神科・心療内科に行くことは、目に不調があれば眼科へ、花粉症になったら耳鼻科へ行くのと同様に「自分を大切にするためのごく自然な選択」です。
心の病気は放置すると回復が遅れる場合や、悪化する可能性があります。気が付いた時に早期に相談し、適切な対処を始めることが早い回復につながります。
「病院で上手く話せるか不安…」という場合もあるでしょう。
しかし、難しいことを話す必要はありません。「朝、仕事に行く前に涙が出ること」「眠れないこと」など、困っていることを箇条書きにして、見せながら説明しても大丈夫です。
今あなたが困っていることをそのまま伝えれば、理解してもらえます。
もう泣く朝が来ないように|心を軽くする対処法

1日自分を労わって休むことができれば、きっと少しだけ心が軽くなっているでしょう。しかし、「明日からまたあの職場に行かなければならない」と思うと、不安がぶり返してくるかもしれません。
ですが、対処法によっては気持ちを少し楽にできる可能性があります。朝に泣くほど自分を追い詰めないために、すぐに試すことができる、あなたの心を守る対処法をご紹介します。
信頼できる人に話してみる
まずは、あなたのつらい気持ちを信頼できる人に打ち明けてみましょう。
「こんなこと話していいのかな…」と躊躇する必要はありません。あなたのことを大切に思ってくれる人は、きっと真剣に話を聞いてくれるでしょう。
例えば、家族や親しい友人、同じような経験を持つ会社の先輩でも良いのです。具体的なアドバイスがもらえなくても、ただ話を聞いてもらうだけでも、孤独感が和らぐのを感じられるでしょう。
悩みを紙に書き出す
悩みを人に話しづらい場合は、紙に書き出すのも方法の1つです。
1人で抱え込んでいる悩みを言葉として外に出すだけで、気持ちが整理され、少し心が楽になるでしょう。
言葉にしづらい時は文字や絵、書き殴りでも構いません。視覚化することで状況が整理しやすくなることもあります。
仕事の「完璧」の基準を少し下げてみる
仕事に対し過剰な責任を感じている方は、仕事に対する「完璧主義」の価値観を少しだけ手放し、「8割できれば上出来」と考えてみましょう。
真面目で責任感の強い人ほど、「100%でなければならない」と無意識に自分を追い込みやすく、それが過度なプレッシャーやストレスの原因となっている場合が多いです。常に100%を目指し続けるのは、どんな人でも疲弊してしまいます。
今日のタスクリストの中で「絶対に今日中にやらなければならないこと」「明日でも大丈夫なこと」を仕分けてみましょう。そして、すべての仕事で100%を目指すのではなく、「重要なものは8割の力で、残りは6割くらいの力で」と意識的にハードルを下げてみてはいかがでしょうか。
少し肩の力を抜くことで、心の余裕が生まれ、仕事への過剰な恐怖心を和らげることができるでしょう。
勇気を出して上司に相談し、環境調整を依頼する
もし仕事量や人間関係に原因がある場合、勇気を出して上司に相談し、環境調整を依頼してみましょう。
1人で我慢し続けていても、状況は改善されません。引き受けた仕事に責任を持ちたい気持ちもあるでしょうが、期日に間に合わず残業時間が増えることは上司にとってもデメリットです。
上司はあなたが抱えている問題を把握していない可能性があります。相談することで業務量の調整や配置転換など、具体的な解決につながるかもしれません。
相談の際は、ただ「つらいです」と感情的に伝えるのではなく、次のように事実と要望を合わせて、冷静に伝えるのがポイントです。
「○○の業務の負担が大きく、現在の業務量に1人で対応するのが難しい状況です。
つきましては、業務量の調整をご相談させていただけないでしょうか。」
すぐに解決できなくても「問題を解決するために行動した」事実が、あなたの無力感を減らし、心の支えになるでしょう。
我慢の限界なら「休職」「退職」も大切な選択肢の1つ

ここまでに紹介した対処法を試しても、「どうしても心が晴れない…」「明日が来ることを考えると、不安でいっぱいになってしまう…」という方もいらっしゃるでしょう。
今のつらい環境で我慢を続けることだけが正しい道とは限りません。あなたの心と身体、そして未来を守るために、「その環境から離れる」ことも考えてみてはいかがでしょうか。
「休職」や「退職」は逃げではありません。つらい環境から離れることも、自分を大切にする一つの選択肢と言えます。
休職制度を利用する
まずは、「休職制度」を利用できないか検討してみましょう。
心が追い詰められているときは、退職といった大きな決断はいったん先延ばしすることをおすすめします。頭がしっかり働かず、適切な判断ができない可能性があるからです。
焦って転職活動を始めたとしても、心身が疲弊した状態では思考力が落ちているため、後から「こうしておけばよかった…」と後悔してしまうことも少なくありません。
休職の形であれば、会社に籍を置いたまま、心と身体を回復させる時間を確保できます。一度仕事から完全に離れることで、自分のキャリアや今後の生き方を冷静に見つめ直すことができるでしょう。
休職するには、「休職が必要」という内容が記された医師の診断書が必要な場合が多いです。まずは心療内科・精神科を受診し、専門家である医師に相談してみましょう。すでに心療内科・精神科を受診・定期通院されている場合は、主治医への相談が確実です。
経済的な問題は、後述する「傷病手当金」などの公的支援を利用することで解決できる場合があります。
今後のことを考えるためにも、安全な場所で休息をとることを優先しましょう。退職するか判断するのは、それからでも遅くありません。
退職・転職を考える
心が落ち着いた状態で、今の職場にいる限り涙が出るほどのつらさは解消されないと判断した場合、「退職」や「転職」を検討してみましょう。
あなたがつらいと感じるのは、能力や性格だけでなく、職場環境とのミスマッチが原因となっている可能性もあります。ストレスの原因から物理的に離れることで、根本的な問題解決につながるかもしれません。
「辞めたら次の仕事が見つからないかも…」「1人暮らしで収入が不安…」という気持ちもわかります。しかし、泣くほどつらい環境で働き続けて心を壊してしまうようでは、元も子もありません。
世の中には多くの会社があり、その中にはあなたに合う職場もあります。
転職サイトに登録し、どんな仕事があるのか眺めてみるだけでも、視野が広がり、心が少し軽くなるでしょう。
仕事を辞めることは人生の終わりではなく、新しい始まりのための準備だと捉えましょう。
1人で辛いときに利用できる支援制度・相談窓口

休職や退職を考えようにも「相談できる人がいない」「一人で決めるのが怖い…」などの不安が出てきて、なかなか一歩が踏み出せない方もいるでしょう。特に1人暮らしの場合、その不安はより一層大きくなるかもしれません。
しかし、あなたは1人ではありません。支援制度や相談窓口を利用することで、自分の気持ちを客観的に見つめ返したり、悩みを解決できたりすることがあります。
ここでは、誰かに相談したい時やお金に困った時、そして転職や再就職を目指す時に利用できる支援制度や相談窓口を簡単にご紹介します。
心の不安を軽くする【相談窓口】
仕事での辛さや、休職・退職での悩みを1人で抱えることは非常に苦しいことです。こうした時は、まず相談窓口を利用してみましょう。
相談窓口には様々な専門家がおり、客観的な視点であなたの心の負担を受け止め、具体的な解決策を一緒に探してくれます。はっきりとした解決策が見つからなくても、話を聞いてもらえるだけで気持ちや状況が整理できることもあります。
先ほど紹介した医療機関への受診も、一つの相談方法です。受診を通じて悩みについて相談することで、適切なアドバイスを受けたり、場合によっては診断書を作成してもらったりすることで、必要に応じた支援につなげることもできます。
また、カウンセリングも一つの選択肢です。医療機関や「カウンセリングルーム」などで行われており、1回30~50分ほどの時間枠でゆっくりと話を聞いてもらえます。
医療機関やカウンセリングへ相談することにハードルを感じている場合は、厚生労働省が運営している「こころの耳」を利用してみましょう。こころの耳では電話やメール、SNSで相談することが可能です。内容によっては適切な相談先を案内してくれることもあります。
相談窓口を利用する際は、自身の悩みや状況、相談したい内容などをあらかじめメモなどにまとめておくと、スムーズに相談することができるでしょう。
お金が心配な時に利用できる【公的な支援制度】
仕事を休職・退職してもすぐに生活ができなくなるわけではありません。心身の不調で働けなくなることは誰にでも起こり得るため、そうした人々を支えるセーフティネットが用意されています。
病気(精神疾患含む)やケガで会社を休む際は「傷病手当」を受給することができます。
条件を満たす必要がありますが、支給が決定すれば支給を開始した日から通算1年6か月間、給与(標準報酬日額)のおよそ3分の2が支給されます。
一方で会社を退職する場合、ハローワークで「失業保険(雇用保険)」の申請が可能です。
一定の条件を満たし「失業」の認定が受けられれば、基本手当を受給できます。「仕事を辞めたら収入がなくなる」という不安を和らげ、安心して転職活動に臨むために大切な制度です。
退職によって経済的に国民年金保険料を納めることが難しい場合、保険料の免除・納付猶予を申請できる場合もありますので、確認しておくと良いでしょう。
参考:傷病手当金|こんな時に健保|全国健康保険協会-協会けんぽ
参考:雇用保険の具体的な手続き|ハローワークインターネットサービス
転職・復職で困ったとき【復職・転職支援制度】
休職・退職で涙が出る原因から離れ、安定してきたら次のステップを目指しましょう。
職場環境が改善されたことで復職するとしても、新しい環境での就労を目指した就職活動を目指すにしても、1人では難しいことが多いです。しかし、支援を活用することで、サポートを受けながら復職や再就職に向けた活動を進めていくことができます。
適応障害やうつ病などの精神疾患として休職となった場合、「リワーク支援(職場復帰支援)」が受けられる場合があります。
リワーク支援では、復職に向けて症状の回復や安定を目指したり、職場に適応したりするためなどのプログラムが受けられます。医療機関や地域障害者職業センター、本人が働く企業などで行われており、それぞれでプログラムの内容は異なります。
退職した方はリワーク支援を受けられないですが、「就労移行支援」を利用することが可能です。
就労移行支援では、障害や病気がある方の就労に向けた訓練や支援を行っています。生活リズムの立て直しや、社会生活上必要なコミュニケーションの訓練、障害・病気との向き合い方、就職活動のサポートなどが受けられます。
利用には障害福祉サービス受給者証が必要になります。障害者手帳が無い方でも、医師の診断書などがあれば受給者証を申請・取得し、利用できる場合があります。
また、「ハローワーク」や「サポステ(地域若者サポートステーション)」でも職業訓練や就職後の職場定着支援など、様々な就職支援を行っているので活用することをおすすめします。
就労移行支援については、下記の記事でも詳しく解説しています。
就労移行支援は障害者手帳なしでも利用できる!利用するための条件や方法を解説
「WORK! DIVERSITY プロジェクト in 岐阜」

「WORK! DIVERSITY プロジェクト in 岐阜」では、岐阜市内在住の「働きたくても働けない」「働きづらさを抱えている」という悩みがある岐阜市民の方を対象に、障害福祉サービスを提供して就労支援を行う取り組みを行っています。
岐阜市内の「ダイバーシティ就労支援拠点」で、働き続ける力を身につけるための支援を、障害の有無を問わず無料で受けることができます。「ダイバーシティ就労支援拠点」には、先ほど紹介した就労移行支援事業所や、実際に支援を受けながら働ける就労継続支援事業所があります。
このプロジェクトを利用する場合、障害福祉サービス受給者証は不要です。岐阜市にお住まいで、働きづらさがあり、働く前に支援を受けたい方であれば誰でも利用できます。
仕事に行きたくないために涙が出る、という状態だけでは障害者手帳の取得や病気の診断等は難しい傾向があります。加えて、精神疾患による障害者手帳の取得には、原則として病院の初受診から6か月経過している必要がありますし、申請しても必ず取得できるとは限りません。
再就職に向けて利用できる手段の1つとして「WORK! DIVERSITY プロジェクト in 岐阜」への相談、利用を検討してみてはいかがでしょうか?
ご利用案内 | WORK! DIVERSITY プロジェクト in 岐阜
まとめ|朝仕事に行きたくないために泣いてしまう原因と、心の持ち方・対処法
まとめ
- 朝、仕事に行きたくないと涙が出るのは、心と体が限界を迎えているサイン。
- 頑張ってきた自分を認め、「休む」選択をすることも大切。会社への連絡は「体調不良」の事実を簡潔に伝えれば十分。
- 朝泣いてしまうのは、過剰な仕事量や、人間関係のストレス、仕事内容とのミスマッチなど、必ず理由や原因がある。それを理解すれば回復に近づける。
- ストレスが蓄積すると、うつ病や適応障害などの病気のサインとして、涙が出ることもある。涙が出る以外にも心当たりがあれば、病院を受診しよう。
- 対処法としては、信頼できる人に話す、紙に書き出す、完璧を求めすぎない、職場環境の調整を依頼するなどの方法がある。今の環境が限界だと感じるなら、休職や退職も選択肢に。
- 公的機関や医療機関などが運営する相談窓口や、生活のために利用できる公的な支援制度、復職・再就職のために利用できる支援制度も活用しよう。
あなたの心と体の健康以上に大切な仕事はありません。
辛いときは休んでください。どうかご自身を一番大切に、これからの日々を歩んでいってください。
この記事に関するお問い合わせはこちらまで:workdiversitygifu@sus-sup.org