疲労回復と睡眠の関係
疲労回復には栄養を取って、よい睡眠が大事…なのはわかるけど、自分の睡眠の良し悪しって何で判断すればいいか。簡単な判断方法としては寝覚めで判断することができます。
朝起きた時にスッキリ目覚められて空腹を感じ、朝ごはんが食べられる人はよい睡眠がとれている目安となります。一方寝覚めが悪かったり、寝起きで空腹感がない、午前中から眠気を感じる人は、ぐっすり眠れていないといえます。
睡眠中は日中ダメージを受けた細胞の修復・再生が行われ疲労回復をしています。その疲労回復が活発なのは「深い眠り」の時間帯です。
「暑くて深く眠れない~」と思っている方。本当に暑さだけが原因でしょうか?なんとなく行っている習慣が「深い眠り」の妨げになっている場合があります。
【寝る前に避けたい習慣】
- 1. 就寝前にカフェインを含む飲料・アルコールの摂取
- 2. 就寝前の喫煙
- 3. スマホやPC、ゲームは就寝1時間前まで
- 4. テレビや音楽はボリューム控えめに
- 5. 極力明かりは消して寝る
もしもこれらの習慣がある人は、睡眠による疲労回復のチャンスを逃しているかもしれません。
自律神経のバランスが大事
とても重要そうなカンジはするけど、その自律神経ってなに?と思う方のほうが多いかと思います。
すごく簡単に説明すると、意識して動かす部分ではないところを自動的(自律的)に機能させている神経のことで、心拍・血圧や呼吸数、消化や排泄などの生命維持に必要な機能を調節してます。自律神経は鍛えて強化できるものではないので「自律神経を乱さないこと」が重要になります。
鍛えられないわりには何かと影響を受けやすい自律神経。夏にありがちなのは、暑い外からエアコンの効いたカフェに入って休み、そこからまた暑い中移動すると気温差に順応できなくなり「自律神経のバランスを崩している」状態になります。
具体的に「自律神経のバランスを崩している」状態とは?下記の項目にあてはまるものがあるかチェックしてみて下さい。
【自律神経のバランスチェック】
- 01. 頭痛、めまい、立ちくらみ、動悸などがしばしば起こる
- 02. 急に胸が苦しくなる、息苦しくなることがある
- 03. 便秘、下痢、腹痛がよく起こる・続いている
- 04. 手足のしびれを感じることがある
- 05. 胸やけ、胃もたれなどで食欲がわかない
- 06. 慢性的な肩こり、腰痛がある
- 07. よく寝ているのに疲労感や倦怠感が抜けない
- 08. 訳もなく憂うつな気分になり、落ちこむ
- 09. 些細なことでイライラする、落ち着かない
- 10. 悪夢や金縛りが頻繁にある
体の調子以外に、気持ちの不調でも上記のような症状がでることもあります。
3つ以上にあてはまる場合には医療機関の受診をお勧めします。
結局なにをするべきか
究極の疲労回復術は「寝ること・食べること」に尽きます。
よい睡眠のためには【寝る前に避けたい習慣】と併せて、ぬるめのお湯で入浴するのも効果的です。
そして食事はバランスよく食べたいところですが、のど越しのよい、さっぱりあっさりしたもので済ませたくなりますよね。そんな時には栄養ドリンクでビタミンB群やカルシウム、鉄分などを補う方法もあります。疲れている時には甘いものが食べたい気持ちにもなりますが、ビタミンB群の欠乏にもつながりますので糖分の取りすぎには注意です。
これらに気を付けて、慢性化している酷暑を乗り切りましょう。