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みなさんは、『恐怖症』をご存じでしょうか?

私たちが推進している「WORK! DIVERSITY プロジェクト in 岐阜」には、さまざまなお悩みをお持ちの方がいらっしゃいます。

今般、『注射が恐怖💉 怖くて怖くて仕方がない』『注射は絶対にイヤ!!』という方がいらっしゃいました。就労前健康診断の採血に対しての恐怖が強く、就労したいけどできない‥‥と。

私自身が子供のころ、採血や予防接種時は、泣き叫ぶ、逃げだすなど、必死の抵抗を繰り返した身です。両親に無理やりその場に連れていかれ、数人の看護婦さんに取り押さえられ…という経験をしていましたからその方の苦しみが痛いほど分かります😢 当時、あまりの恐怖の程度のすごさに、医師からは「『注射恐怖症』かもしれない」と言われたことがあります。

みなさんは、『恐怖症』をご存じでしょうか?
通常であればたいして恐れる必要のない、ある特定の対象や状況や場面に対して、激しい恐れが生じ避けようとする「回避行動」をとります。この回避行動によって日常生活に支障をきたす症状が一般に「恐怖症」と呼ばれています。

『注射恐怖症』は、注射に対して恐怖を感じ、強い精神的苦痛を引き起こし、動機・息切れ・めまいなど心身症状が表れたり、ひどい場合は失神してしまうことも‥‥。
注射恐怖症以外に、高所恐怖症、閉所恐怖症、昆虫恐怖症、雷恐怖症、集合体恐怖症…なども広く知られた恐怖症ですね。

意外に身近な『恐怖症』ですが、決して「甘え」や「わがまま」ではなく、自分自身でコントロールすることのできない耐えがたい苦痛なのです。症状がひどい場合は治療が必要になります。恐怖を引き起こす対象や状況のことを「恐怖刺激」といい、あらゆるものや状況が恐怖刺激となる可能性があります。

恐怖症の種類は学術用語となっているだけでも200を超えるといわれており、非常に多くの種類があります。みなさんに情報が届いて、理解が広まるといいなと思います。
国際疾病分類は、厚生労働省のHPに記載があります。興味がある方はぜひ!!

厚生労働省 国際疾病分類の第11回改定版(ICD-11)
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000211217.html

疾病及び関連保健問題の国際統計分類(International Classification of Diseases 11th)
https://icd.who.int/en
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