「WORK! DIVERSITY プロジェクト in 岐阜」のご利用者満足度は82%です。
ここでは、4名のご利用者の方に、実際に就労支援を受けた感想を伺っています。
ご利用者満足度
ご利用者満足度
82%
(2023年9月利用者アンケートより)
「人とのつながりを得られました」
私は働くことに対して自信がありませんでした。就職活動がうまくいかずひきこもり状態になっていた私には就労経験も無く、人と話すことが億劫になっていました。
そんな状況を脱しようと自ら精神保健福祉センターに相談し、ぎふキャリを利用して少しずつ外に出るようになりました。そろそろ働くことに向けて動き出したいと相談した時に紹介されたのが「WORK! DIVERSITY プロジェクト in 岐阜」でした。手帳や医師の診断がなくとも無料で就労支援を受けられることに魅力を感じ、参加することにしました。
担当のスタッフさんとの面談で現在の状況や希望を伝えると、就労移行支援を行っているノックス岐阜を紹介されました。見学や体験を経て、ここで頑張ってみたいと思い、利用することを決めました。
ノックス岐阜では、就職活動に向けた様々なプログラムや、コミュニケーション能力を育むトレーニングを中心に利用しています。その他のプログラムにも参加しつつ利用日数を徐々に増やし、今ではほぼ週5で通うことができています。プログラム内で一緒に訓練をしたことがきっかけで、休憩の間にも話せる利用者とのつながりも得られました。ノックス岐阜での担当スタッフさんとも定期的に面談を行うので、困りごとや相談したいことも話しやすいです。
現在は自分の働きたい職種や希望条件を固めつつ、ハローワークを利用して自分に合った職場を探しています。このような支援の場につながれたことを、とても有難く思っております。
「ずっと探していた場所」
現在30代の私は、10代の頃からアルバイトや一般企業の社員として様々な職場で働いてきました。
働いていると、日々さまざまなことが起こると思いますが、自分の範疇ではどうにもならないことでも思考を巡らせて疲れてしまうことの多い私です。
組織や集団のなかにいる一個人として勝手な行動をすることは許されない中、気になるできごとや問題が積み重なっていき、無力感からだんだんと朝起きることができなくなり、退職に至るという流れで、退職後は通帳の残高に追われて泣く泣く就職先を探すも、30も過ぎた頃には、もうふつうに働ける気力がない……という感じになっていました。
わかっていても、どうやってもみんなと一緒にはなれない。
普通に働くことに限界を感じていた私は、メンタルクリニックを受診して発達障害の検査を行いましたが、グレーゾーンであったため、他人にはなかなか生きづらさが伝わらず、世の中の救済システムにも適合しない、そんな絶望感を抱えたまま、何とか家族に支えられながら日々を過ごしていました。
「自分も人もちょうどよい距離感でともに働ける場所はないか」と道を探し続けていたある日、岐阜市民に毎月2回配られている「広報ぎふ」のとあるページに「WORK! DIVERSITY プロジェクト in 岐阜」の募集要項が載っているのを発見しました。
募集要項には、「働きづらさを抱えている人」が対象で、「手帳がなくても」「支援を受けながら」「短時間働ける」というような文言があり、思わず「(ぜんぶ)俺じゃん!!!!」と、思わず主語が変わるほど感激して叫んでいました。
そこからすぐに連絡し、担当者や事業所の方々と面談し、単純なPC業務だけでなくマーケティングやWEB制作などもできる「ぎふ就労支援センター」に就労することができました。
ぎふ就労支援センターでは、実践的なチームでの就労を通して力を付けていく事業所のため、その時々で役割があり、自分の好きな事ばかり取り組むわけではありませんが、自分の素質に合った仕事を無理なく短時間からリモートワークでさせてもらえますし、やりがいを持って働くことができています。
また、体調の悪いときにはさまざまな融通を利かせてくださり、このような支援が自分の住む町で始まってくれたことが奇跡で、ありがたい気持ちで働かせてもらっています。
この取り組みが全国に広がることを願っています。
「丁寧なサポートで就労を目指せる環境」
今まで土木・調理関係・ホテル業などを経験してきましたが、給料が下がったり、長時間勤務、一か月間休日無し等、色々な事が重なり働く事が嫌になり、引きこもりを数年していました。(引きこもりといっても部屋から全く出ないという事ではなく、家族との関係も良好で家族のお金の管理や買い物も行っていて、ただ人と関わりたくなかったり、仕事がしたくないだけでした)
その後、父親が亡くなったのもあり、そろそろ働いて自立を目指さないと、母親が寝たきりになったり亡くなった後にとても苦労するなと考えていたものの、これまでの仕事は、全て知人の紹介で入った為、自分で探して面接を受けて就職するという事をしてこなかったので、知識も乏しく、分からないし、どうでもいいと諦めていた時に、就労支援員の方に「WORK! DIVERSITY プロジェクト in 岐阜」を紹介されました。
働く事に自信が無い、ブランクが長い、手帳や障害が無くても利用出来る等、当てはまるところが多くやってみようという前向きな気持ちになり利用させてもらうことにしました。
ウェルテクノスジョブトレーニングセンター岐阜を選んだ理由は、一人ずつ椅子と机があり、広々としていて個人のペースで出来そうなのと、事業所の方も通っている方も親しみやすいなと感じた為こちらを選びました。
まだ就職には至っていませんが、ほぼ毎日健康的に通所出来ており、パソコン作業(タイピング練習やWord、Excelの基礎的な学習)・運動(定期的な体幹トレーニング等)・グループワーク(様々な話題をグループで発表し合ったり)・図書体験(実際に図書館へ行き本の清掃であったり返却本の並べ直し)等様々な事に参加し、着実に就職に向けた準備を進められています。
また事業所の方々は優しく丁寧に教えて下さり、実践的な事も教えてもらえる為とても勉強になっています。
私の場合は運良く紹介してもらえたので良かったですが、こういった取り組みを知らず自分のように困っている人もたくさんいると思うので、もっと広まればいいなと思います。
「自分に出来ることから始められる」
毎日決まった時間に出勤することに働きづらさを感じていました。
起きるのが苦手で、朝起きるのが苦痛でした。
「WORK! DIVERSITY プロジェクト in 岐阜」を知ったきっかけは、母が一緒に就職できそうなところを探していたときに見つけてくれました。
「働きづらさを感じている人」と書いてあったのを見て、「自分に合っている」と感じました。
現在の事業所を選んだきっかけは、「一人ひとりに合った時間で、自分の出来ることから始められる」と言う所に魅力を感じました。
就労支援の内容は、毎回面談がある時に、今の働きづらさや日常生活のことにアドバイスなどをして頂けて見直すことができます。
本プロジェクトを利用して自分のあった場所を見つけることができ、続けることができています。