先週1月22日に、岐阜県内の支援機関が一堂に会し、「WORK! DIVERSITY」の制度化を見据えた支援体制づくりを検討する、ダイバーシティ就労推進地域プラットフォーム会議を開催しました。
6回目となる本会議では、事業の取り組みを通じて明らかになってきた、「就労困難者の抱える課題や、働きづらさの背景にある要因は多様である」ことを踏まえ、本事業の実践報告の後、成果と課題の共有を行いました。
また、2024年11月26日に発足した、規模を問わず岐阜県内の企業が参画する「雇用施策検討会」について内容を共有し、支援者視点での検討を行いました。
2回にわたるグループディスカッションでは、行政・福祉・教育・企業・医療などそれぞれの専門領域を基に、創造力を働かせながらテーマにそって意見を交わし、地域連携を深める場となりました。
特に、事業を行う中で新たに見えてきた課題について話し合う場では、幅広い目線から解決の足掛かりとなる意見を多数いただき、私たちも大変勉強になりました。いただいたご意見をもとに、今後の支援に繋げていきたいと思います。
ご参加いただいた皆様からは、
- 実践から見えてきた成果や傾向を知ることができて、非常に有効な機会になった
- 支援機関と企業との連携について深めることができた。企業側の意見も聞きながら、ゆっくり話したい内容だった
- 対相談者の目線ばかりで考えていたが、企業に向けて何ができるかを考える機会になった
- 1つのケースを対応されるにあたり、何度も電話や面談をしたり、訪問したりなど、活動回数にすると膨大な量になることが容易に想像でき、頭が下がる思い
- 各支援事業所ごとに異なる支援内容が提供されていると思うが、その中でも就労困難を抱える人たちに対して、有効的だった支援方法も可視化していただければと思う
などの感想が寄せられました。
次回は2025年3月に、企業と支援機関による合同会議を実施し、就労困難者の雇用創出における課題分析を深め、具体的な解決策の方向性について検討する予定です。
(写真は第6回会議の様子になります)